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なぜクラレの研究開発本部長は、組織の心理的安全性を高められたのか?
なぜクラレの研究開発本部長は、組織の心理的安全性を高められたのか?

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新事業の開発に取り組むクラレの研究開発本部。2023年から研究開発本部の意思決定層にマネジメントコーチ「mento」を導入しています。

今回は、株式会社クラレ 研究開発本部長 須郷望さんにmentoのマネジメントコーチングを受けたなかでの気づきと展望についてお話を伺いました。

 

動画はこちらから URL:https://www.youtube.com/watch?v=jmUvvka6IeU

新事業を作るプレッシャーと、心理的安全性の課題

はじめに、自己紹介と今回の取り組みについて簡単に教えてください。

 

株式会社クラレの研究開発本部長の須郷と申します。研究開発本部には340人ほどおり、ミッションは将来の新事業を創出することです。

昨年から1on1のマネジメントコーチを研究開発本部長の私と研究センター長と研究所所長などの意思決定層が受けております。

マネジメントコーチを導入する前、どのような課題がありましたか?

 

新しい事業を作っていくには、創造性の高い生き生きとした風土が必要です。しかし、当時は何をやってもうまくいかず、新しいことを言うことすらできない雰囲気になりがちでした。自分たちが思っていることが言えない、心理的安全性の低い部分があったと思います。

「須郷さんはどうしたいんですか?」という問いからの気づき

須郷さんご自身もコーチングを受けていただいています。コーチングを受ける前の悩みについて教えてください。

 

研究開発本部が新しい事業を生み出すために、自分がどういう役割を果たせるのか、自分がどう変わっていかなければいけないのか分からないことが課題でした。 

マネジメントコーチをどのように利用されましたか?

 

何回受けても良いと聞いたので、多いときは1週間に1回受けました。悶々としたことがたくさんあったのですが、そういった悶々としたことをコーチングでぶつけていまして。

「須郷さんはどうしたいんですか?」という質問をよく投げかけられましたね。 それを自分の中に持ち帰って、「自分はこうしたいんだ」という想いが引き出されていきました。

どんな気づきがありましたか?

 

言語化することは、非常に大事だなと思っています。自分の口から出してみると考えが整理されて「こういう風にしたいんだな」「こういうアクションを起こしたいんだな」と自分で気づきます。そして、自分がいつまでにそれをやるかが明確になったことがよかったなと思いますね。

コーチングを受けた後、どんな変化がありましたか?

 

自分の変化はなかなか分かりにくいですが、 周りの人からは「何でも言えるようになった」あるいは「意見をむしろ問いかけてくれる」と言われますね。

組織としても、実際にコーチングを受けた人のアンケートで「組織風土が良い」と思っている人が2.8倍に増えました。(※)

(※)2023年5月から2023年10月までmentoのコーチングを受けた研究開発本部所属11名に「風土と文化の満足度」を11段階で聴取し、7,8,9,10を満足している群とおき、その割合の変化を比較

自分がどうしたいかを言える場は、今の時代に必要

実際に受けてみて、マネジメントコーチと研修との違いはどのように感じていますか?

 

研修とコーチングは全く違うものだと思います。研修はどうしても受け身になりがちで、研修を過ぎると忘れてしまうことも多いです。一方で、コーチングを受けて自分が変わっていくところ、あるいは変わっていないときも次は自分がどうしたいかを考えて進化していくところが違うところだと思いますね。

今後、どのようにマネジメントコーチを活用していきますか?

1on1のマネジメントコーチングは続けていきたいなと思っています。コーチングの対象者をリーダー層まで広げていきたいです。時として愚痴なのか非難なのか、そんなことも吐き出した上で「じゃあ自分はどうしたいか」を言える場は、今の時代に必要なのではないかと思っています。

そして、メンバーが自信を持って「我々はこうなんだ」「もっとこういうことをしていきたい」とどんどん言える組織にしていきたいなと思います。

 

ありがとうございました!引き続き、クラレ研究開発本部の新事業の創造と組織作りを支援してまいります。

動画はこちらから URL:https://www.youtube.com/watch?v=jmUvvka6IeU

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